《活動四日目》 俺たちは、傭兵!
こちらの戦闘船は、6隻。 一隻に3人乗っている(傭兵内部の取り決めで、1隻に3人までの搭乗員としている)ので、傭兵連合は18人の戦力を持っていることになる。 なんてことねぇ、ちょっとした軍隊だ。 さすがに一人でこの組織を纏めるには、ちょいと骨がいる。 傭兵長にJGWの「緑猟犬(Green hound)」の野郎が一緒でよかったぜぃ。
そんな、「Blitz」が指揮をとる3/12日。 つまり昨日の海戦だが、上記のとおり、6隻と18名の傭兵達が鉄の海に出た。 JWGは、相変わらず大型の火力戦艦。 相手を殲滅前提なので、その図体のデカさからの拿捕力が非常に強い。 俺は、火力が今一整わないので、小型の戦艦。 小回りが利くので、下手なことをせん限りは拿捕は無い、と思う。 海には魔物が住んでいるので、なんともいえねーが。 航海士の新しい奴も、一人雇えた。また航海士が二人になったわけだ。こいつは嬉しい。 いや、魔法使いだし、初めは戦闘員と思ったが、 なんか操舵経験が有るみたいで、なかなかすいすいと動かしてくれる。 はなっから雇っていた、航海士のZigenの船は手馴れたもので、海賊をひとつ落としたようだ。 いやあ、いい腕の連中がそろってやがるね。 ようやく、オレの肩の荷が下りたと思ったら、ウチの可愛いヒヨコちゃんたちが2匹遅れてきやがった。 そのせいで、再びオレが船の舵を取ることになった。 うがあああああああ!! オレに、舵を握らせるなぁあああああ!! ※※傭兵交戦中※※ 案の定、 オレだけ死亡。 そんなオレを尻目に、JWGは、海戦では死亡扱いに近い「拿捕」も成功した。初拿捕である。 こいつはワインを送りたい気持ちになるが、まだ成功とは言えなかった。 「拿捕」ってのは幽霊さんが降りてくれて初めて完了するもので、船から降りてくれないと、どうしようもない。 まぁ、居直られたら、其れで終わりな訳だ。そこから根比べでずっとにらみ合いこになっちまうからな。 そんな後腐れがある仕事は嫌だねぇ。 しかし、あっちもこっちも石頭になったら、お互いに頭を割って死んじまう。 その辺はスマートに交渉していきたいもんだ。 プライドってのも大事だが、それ以上に泥沼の戦いになると嫌なモンだからな。 先に拿捕された斥候船(勝手に出ていて勝手に拿捕というかなり不名誉な者だったが!)が居たモンで、そいつと交換条件をだす。 艦船交換に応じた、海賊のご英断に感謝ってところだ。 それにしても……。 何度見てもすごい船の量だなぁっ! これだけ船があると、さすがに疼くものがあるぜ!
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