【海戦始めに】
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ギルドAtw所属 ウォーロード位、
突撃部隊 RAVEN隊長。
自称、Lazy Machinery Lava(怠惰傭兵のラヴァ)
Mugenの傭兵であり。獲物は、戦斧。
対海賊傭兵連盟を組織した「傭兵連隊長」。
自分の気に入った仕事しか受けない。
その仕事ぶりから「怠惰な傭兵」と名乗る。
自旗は、二本の戦斧。
「赤」は勇気と闘争、
「黄」は名誉と仁義、「緑」は成長と自然体を表している。
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コレは2008/03/07〜2008/04/15の間に起こった、
海賊と傭兵のヘイブン海での海上戦争のレポートである。
Mugenには、多くのRP者が居り、またその人間達はドラマを織りなしている。
一人の力は、非常に小さい。
だが、例え小さな一本の糸でも、いつか可憐なるドレスに生まれ変わるのだ。
海で戦った英雄達の記録を、此処に残す。
By. Lazy
Machinery Lava.
素っ頓狂な依頼だった。
それでも、依頼金に目がくらんで、引き受けた自分。
いままで、酒を飲んだことのある人間が、
戦場では敵同士だった事は、傭兵の世界では良くある話だ。
「海賊の討伐をしてくれ」
ブリテイン漁業組合からの依頼により、
知り合いの傭兵者を集めて「対海賊討伐団体」を組織する事になった。
中々、面倒な仕事だが、金になるので遣る気も一入というところだ。
まず知っておいて欲しい事は、俺はAtwに在籍するが、
傭兵の仕事は、プライベート・ワークであり、自分一人の仕事である。
【レポート1:ギルドAtw】
Against The Wind。逆風に立ち向かう、または逆風の意味を持つ。
もっぱら、困難に遭遇する事が多いメンバーが結成したギルド。
Lavaは此処に在籍をしており、ギルド地位二位のウォーロードをしている。
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海賊となると、現在のMugenでは三つの海賊ギルドがある。
それを相手するとなると、例えAtw員を総導入しても、色々と面倒だ。
そこで、普段から対人の練習に付き合って貰っている、
傭兵組織のジェローム・ワイルド・ギース(Jhelom wild geese [JWG] )。
【レポート3:ギルドJWG】
ドラビアが率いる団体。ジェローム・ワイルド・ギースは、ジェロームの傭兵集団の意味合いを持っている。
別経営で店を出しており、ルナ近郊のチキチキショップがそうである。 |
ギルドマスター、ドラヴィア(Dholavira)の協力を要請することにした。
【レポート4:Dholavira】
傭兵の一人。
陽気な傭兵で、人を纏めるのは上手い。
また、腕も立つので、背中を預けられる数少ない戦友の一人。 |
Atwからは全軍ではなく、オレが隊長を務める攻撃部隊Ravenからの出兵だ。
【レポート5:突撃部隊 Raven】
Atwの特別攻撃部隊Raven。
Lavaが隊長をしており、隊員は皆赤いバンダナを装備しており、
何らかの武器スキルが入っている戦士で構成されている。
Lavaの私兵的な役割があり、ギルドとは関係なく傭兵仕事を手伝うことが多々ある。 |
〔※傭兵達の様子〕
さて、Mugenには、上記の通り大きく三つの海賊団がある。
BIP海賊団、バラクーダ海賊団、ヘイブン海賊団である。
【レポート6:当時の海賊達の状態ついて】
当時バルド海賊団(通称BIP)は分解中で一人一隻で行動、ヘイブン海賊団は縮小していた。
あとはバラクーダ海賊団だが、ほとんど沖では見かけない状態。
総数から見て、傭兵団でも引けはとらんだろうと考えていた。
無論、JWGの連中が何人出してくれるか、それによるのだが。
何せ、こちらは陸っぱりの仕事ばかりで、船の操作なんて早々慣れてない。海戦参謀の一人でも雇いたくなる心証が強かった。 |
今回は、その海賊団達の均衡が壊れ、無差別に魚猟場を荒らし始めた事から依頼が来ている。
尚、我々傭兵組織は、徳の為に戦うのではなく、金とクライアントの信用、同族への義によって戦っている。そのために徳に反する行為もあるかも知れないが、すべては傭兵としての仕事を全うする事として喜んで迎え入れようとも思っている。
UOチャンネルに「対海賊傭兵隊」を組織して、この任務に当ろうと思っている。
傭兵隊の指揮は、オレとドラヴィアが、それぞれ指揮する形であり。
その場で、臨時の乗り組員を傭兵として、徴兵することも有る。
まぁ、信用が著しくできない人間は、こっちも仕事がし難いんで、お断りって事はあるがね
海賊達は、酒飲み仲間であったが、仕事となれば話は別。
傭兵の仕事として請け負った以上は、単なる標的でしかない。
逆に戦場で戦えることが、楽しくもある。
【レポート7:余談/正史の傭兵「Wild Geese」について】
ジェロームの街が、傭兵で栄えていることは、皆知っているとおりだろう。Wild
Geese。つまり、野生のガチョウの事だが、そもそもはアイルランド人の傭兵の事を指す。
由来の話だが、攻城戦に敗北してフランスに亡命していたアイルランド兵士が、リー河に下っていた。そりゃ、十月頃の河だ、寒い。とてつもなくな。兵士の士気もだだ下がりって分けよ。
ただ、水面に月が移るほど、良い光が出ていたらしい。しかし、皆何も言わす、黙々と進軍をする。まるで月の事なんて無かったように。
普段、馬鹿騒ぎをしている傭兵達とって 信じられない事だ。
まぁ、河の中で叫べば、寒さで身体の熱を吸い取られる事を、みんな知っていたんだろうな。
その時、ふいに月光を何者かが遮った。とても明るい月だった。
だかこそ、遮られたことで、みんな気付いたんだ。
初めは雲でも掛かったかと思っていたんだろう。
進軍のため、泥まみれで士気も下がっていた傭兵達は、その光景を見た。
それは、ガチョウの群れが、寒空の中にフランスへ向かって渡っていく光景だったそうだ。真っ直ぐに羽を羽ばたかせて進軍していく野ガチョウ達。
自分たちは、寒さで震えているのに、とんでもねぇ根性だよな、全くよ!
それで、アイルランドの傭兵達は、自分達の事とガチョウを照らし合わせ、「ワイルド・ギース」と自分たちを呼ぶことにしたそうだ。
その後にワイルド・ギース達は、貴族に雇われ、一つの国を征服するまでの武勲をたてたそうだぜ?
と、オレがジェロームで傭兵をした頃に聞いた話だな。多少、他の人間の脚色は入ってるだろうが、まぁ気にするな。はっはっは、大目に見ろよ!
フランス? アイルランド? ブリタニアじゃあ、そんな地名を聞いたことがない? おいおい、ブリタニアにはフランスパンが有るんだぜ? フランスパンのフランスは、そこから付いたって言われているぜ?
どこかの話だよ。起源なんて、傭兵のオレが知るわけ無いだろ。――きっと異邦の旅人が教えてくれたんだよ。 |
ぇ。 |